2020.12.18
遺伝は変えられる!? どう変えるかは自分次第!?
この記事の目次
育った環境が遺伝子を変化させ、人生や健康に影響を与える
「ハゲの家系だから、将来ハゲるのは仕方ない」「太りやすのは体質のせい」などと、自分の健康と向き合う時に自力ではどうしようもないこととして、「遺伝」や「体質」を位置付けたり捉えたりしている人って多いのではないでしょうか。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
実際これまで、遺伝的な要素は生まれ持ったままで変えることができず、一生付き合っていくものだと考えられており、最近では遺伝的に自分がなりやすい病気を調べる検査なども身近になっていますよね。
しかし . . . 近年になって、この考えが大きく崩れはじめているのを、ご存知でしょうか?
ずばり、「遺伝子はあとから変えられる」という事実がわかってきたみたいです。(゚ω゚)
遺伝子はあとから変えられる!?
一人の人間には合計2万を超える遺伝子があるといわれていますが、その全てがオンになっている(発現している)わけではありません! Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
どの遺伝子がオンになっていて、どこがオフになっているか。スイッチの入り具合(遺伝情報)が、一人ひとり異なるというわけです。
僕らが、両親や先祖から受け継いだ「遺伝」や「体質」というものは、このオン・オフに関する特定の状態。そして、このスイッチの入り具合は日夜変化しているうえに、その人の生き方や環境次第であとからいくらでも変えることができるみたいです。(・Д・)
実際に、基本的にはまったく同じ遺伝情報をもつ双子(一卵性双生児)のうち一人が、宇宙飛行士として1年近く宇宙に滞在して地球にもどったあと、全遺伝子の約4割にあたる9千種類以上もの遺伝子において、スイッチの入り方が双子のもう一人とは異なっていたという事例があるんです!
つまり、生まれもった「遺伝」や「体質」は不変のものというわけではなく、日々の暮らし方によって良くも悪くも変わっていくのだということ。(゚ω゚)
そして、このスイッチの入り具合を後天的に決定づける要素のことを「エピゲノム」と言います。
僕ら人間が健康な心と体を手に入れるには、このエピゲノムを通じて、いかによい方向に遺伝子のスイッチを切り替えていけるかが鍵を握ると言われています。
つまり、不健康を引き起こすスイッチをオフにして、健康になれるスイッチをオンにするための習慣を身に付ければ、「遺伝」や「体質」を過度に恐れたり諦めたりする必要ないということ。
僕らの生活環境のあらゆる要素に、こうしたパワーが秘められているらしいのです。( ゚д゚)
ただ、それらを活用するかしないかは、全て自分次第❗️
事例. 凶暴なミツバチも環境が変われば温厚になる
とあるアメリカの研究では、「育った環境」が遺伝子のスイッチに影響を及ぼすことを報告しています。そこでは、気性が穏やかなミツバチと集団で人を襲うこともあるミツバチを使って、それぞれの幼虫をお互いの巣に移し、どのように育つか調査したそうです。
すると、凶暴ミツバチの巣で育てられた温厚ミツバチの幼虫は攻撃的なハチになり、逆に温厚ミツバチに育てられた凶暴ミツバチの幼虫は穏やかなハチに。。(*_*)
ハチの凶暴化フェロモンが漂う環境のせいで、遺伝子のスイッチが切り替わることがわかったそうです。
こうした「エピジェネティックス」の事例は人間にも当てはまる、という。
※エピジェネティックスとは?
環境や社会が、生物としての性質に環境を与える仕組みやその学問のこと。
信じるか信じないかもあなた次第です。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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