2020.02.19
友達と起業したら尋常じゃないストレスでハゲ散らかした話~前編~
どうも。ハゲメンライターのハゲ丸です。
私事になりますが、これまでの人生で「2回」大きくハゲが進行したタイミングがあります。
1回目は新卒でブラック企業に入社したとき。
これは下の記事で詳しく書いてます。
2回目は友人と起業して悪戦苦闘していたときです。
偉そうに「起業」といいましたが、今考えると学園祭の延長線上みたいなノリとレベルだったので、全然スゴくはありません。
ただ、どちらも極度のストレス、そして育毛に費やす精神的・金銭的余裕がなかったせいで見事にハゲ散らかしてしまいました。
はげたん日記で育毛を開始する前の頭皮状況▼
現在は、そんな環境を抜け出すことが出来たのでストレスもさほどなく、育毛にも力を入れているので、ちょっとずつ髪の毛を取り戻しつつあります。
「起業」というと、なんとなく華やかでイケてるイメージを持つ人もいるかもしれませんが、
実際は、地べたを這いつくばり、先の見えない暗闇のトンネルを進むといったイメージがピッタリで、
と思わざるを得ないハードな体験でした。
今回は、ストレスが溜まっていった原因と、毛量の推移を、当時を振り返りながら検証してみたいと思います。
なぜ友達と起業という修羅の道を選んだのか
数少ない友達の1人にヒロシ(仮名)という男がいました。
ヒロシはキラキラした目で大きな夢を語る典型的な熱い男でした。ワンピースでいうとルフィのような感じ。
天性の主人公属性を持ち合わせていて、周りの人間を惹きつける不思議な魅力がありました。
ルフィであるヒロシに対し、全く華がなくウソップ的存在だった陰キャの私は、そんな彼にあこがれると同時に嫉妬していました。
そんな事をずっと思っていたんですね。
なんだかんだで仲は良かったんですが、ある日ヒロシが興奮した様子でこんなことを私に言いました。
「すごい食材を海外で見つけてきたんだ。これで店をやったら絶対流行ると思う。ハゲ丸も一緒にやらないか?」
よくよく聞くと、海外の珍しい食材を仕入れ、調理して売るお店を立ち上げたとの事。
出店する場所も、坪数は小さいですが都内の一等地を格安で借りることが既に決まっていて、着々とオープンに向けて準備を進めている様子です。
ただの勘違いかもしれませんが、この時は嬉しかったですね。
当時、新卒で入ったブラック企業を転職し、小さな会社でweb関係や経理の仕事をしていたのですが、正直マンネリを感じていて、
心の奥底ではそんなことを一丁前に思っていました。
人間ってリスクを取りたがらない人と、積極的にリスクを取りにいく人の2パターンいると思うんですけど、実は私は根っからのリスクジャンキーなんですよね。
もともとギャンブルは好きでしたし、自分の直観で「正しい」と思ったら後先考えずにツッコむ悪い癖があります。
そんなわけで、ヒロシと二人三脚で新しいお店をやっていくことを決めました。
社員はヒロシと私の2人。
ヒロシ的にも自分の苦手な部分をサポートしてくれる人間を探していたんだと思います。
やらなきゃいけない仕事は腐るほどありました。
死ぬほど忙しく、まともな給料もでなかったですが、不思議と苦痛ではなかったです。
イヤイヤやらされる仕事は皆無でしたし、ゼロから何かを生み出すということがこれほどエキサイティングだとは思いませんでした。
「将来的に店舗をどんどん増やして有名になって、オレ達の自伝本を出そうぜ。」
そんな事を夜な夜な2人で話していました。
この頃は、身体の疲れはありましたが精神的ストレスはほとんどなく、アドレナリンがドバドバ出ていた記憶があります。
もしかしたら、成功するかしないかに関わらず、この瞬間が一番幸せなのかもしれません。
当時からハゲていたものの、頭皮の見える面積も赤い丸で囲んだくらいで、今と比べたらカワイイもんでした。
無事新しい店がオープンしたが…
店は無事オープンしましたが、最初からいきなりウマくいって繁盛するほど甘くはありませんでした。
大企業と違って資金力もないので、地道にチラシを配ったり、呼び込みをしたりと、できることはなんでもやりました。
いつ潰れてもおかしくないほど金欠だったので、朝・昼・晩とカップラーメンで腹を満たしながら、なんとかして利益を出そうと必死でした。
ただ幸運なことに、店の立地は良かったのでオープン当初からそれなりにお客さんが来てくれました。
当然ですが、お客さんに来てもらわないとオマンマが食えませんし、店も畳まざるをえなくなります。
実店舗を出そうと思ったら、
というくらい、とにかく立地は重要です。
かろうじて店は維持できていましたが、1年経ち、2年経ち、3年経っても経営は全くラクになりませんでした。
売上から
- 家賃
- 材料費
- 人件費
- 通信費
- 広告宣伝費 etc
などを引いていったらほとんど利益が残らない状態がずっと続いていました。
毎月月末になると、会社の預金通帳とにらめっこしながら、取引先に支払うお金をどうやって捻出するか考えて、胃が痛くなります。
支払いの優先順位をつけて、不義理をせざるを得ない取引先については支払いを待ってもらうようにお願いするわけですが、罵声を浴びながらひたすら頭を下げ続けるんですよ。
そりゃ、向こうも生活がかかっていてお金を回収しないといけないので必死ですよね。
完全にこちら側が悪いのですが、ただそれはもう圧倒的ストレスなわけです。
さらに当時は、育毛に費やす精神的・金銭的な余裕がなかったので、育毛活動は全くしていませんでした。
そのため、やはりというか、頭皮の見える面積も下の写真のように広がってきてしまったのです。
先の見えないトンネルの中で、精神的にかなり追い込まれていました。
ジリ貧の状態をどうやって抜け出すかをヒロシとずっと話し合いましたが、「多店舗展開」しかないだろという結論に至りました。
商品を製造して売るという業態の場合、基本的には店舗数が増えれば増えるほど儲かります。
今話題のいきなりステーキなんかは尋常じゃないスピードで新しい店舗を出してましたよね。
早くラクになりたい気持ちと、明るい未来への希望、そしてどうせ倒れるなら前向きに倒れろの精神で2号店を出店しました。
しかし結果的にこの決断が、更なるストレスとハゲ散らかしの原因になるとは、この時は想像もしていませんでした。
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友達と起業したら尋常じゃないストレスでハゲ散らかした話~後編~
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