2020.03.09

友達と起業したら尋常じゃないストレスでハゲ散らかした話~後編~

ぷろたん愛用のBAMBOOSHOT

どうも。ハゲメンライターのハゲ丸です。

この記事は前回の続きになります。気になる方は前回の記事を先にご覧ください。

ここから更なる勢いでハゲ散らかすことになります。

 

会社の銀行口座差し押さえ事件

2号店を出すにあたって、販売スタッフや製造スタッフを増やす必要がありました。

バイトルなどで募集をかけ、新しい仲間が数名加わりましたが、身が引き締まる思いがします。

ハゲ丸
この人達の人生を背負っている。ちゃんと給料を払えるだろうか?

そんなプレッシャーと戦う毎日が始まりました。

当人はそんなに重く考えていなかったと思いますが、「人を雇う」ということはその人の人生に多少なりとも影響を与える事になるので、雇った側は大きな責任を伴うと思っています。

 

肝心の2号店の売上は泣かず飛ばずでした。

すぐに初期投資を回収するくらい売れてくれればいいのですが、慣れない土地で常連のお客さんもおらず、苦戦を強いられていました。

そんなある日、いつものように銀行に振込をしにいったんですね。

いつものように会社のキャッシュカードをATMに入れ、いつものように金額と相手先を間違えることなく振込を完了させる。

ただ、それだけの簡単なお仕事でした。

しかし、振り込もうと思った瞬間、なぜか画面には「このカードは現在利用できません」の文字が。

ハゲ丸
そんなバカな…。

一瞬何が起こったのかわからず、頭が真っ白になります。

ハゲ丸
銀行のシステムがハッカーに乗っ取られたのか?

そんなマンガみたいな展開を思いつきましたが、周りの人を見るととくに慌てている様子もないですし、銀行には「いたって通常営業です」と言わんばかりの空気が流れています。

もし、本当にハッカーに乗っ取られてしまったとしたら、もっと大騒ぎになっているはず。

自分たちの口座だけに、なにかしらのトラブルが起きた事を冷静にそこで悟りました。

最悪の事態が脳裏をよぎります。すぐに頭に浮かんだのは働いてくれているスタッフの顔でした。

ハゲ丸
どうしよう。給料を払えなくなるかも…。

銀行に確認したところ、カードが使えなくなった理由は、滞納していた社会保険料の強制差し押さえが入って口座が凍結されたからでした。

ハゲ丸
は?

銀行の窓口で立ち尽くしたまま、現実を受け入れることができませんw

いやー、国に逆らうと怖いですね。

やつらは血も涙もなく、問答無用で会社の命ともいえるお金を差し押さえる権力があります。

いや、普通に「ちゃんと払っとけよ」と言われたらそれまでですし、滞納していたこちら側が100%悪いんですが、

ちょっと急すぎだよね。

ちょっとくらい予告とかあってもいいよね。

そんなことを思いながら社会保険事務所に泣きつきに行きましたが、ソースウィートな甘えは通用しませんでした。

ハゲ丸
世間の厳しさを思い知りましたね…。

いよいよ店がつぶれるかもしれない…。

焦りと後悔で100本くらい一気に髪の毛抜けましたねw

当然ですが、一度でもスタッフの給料を払えなくなったら会社としてはジ・エンドになります。

理想と夢だけではこの厳しい世界を渡っていくことはできないのです。

「貧すれば鈍する」ということわざがありますが、お金に余裕がなければ精神的にもキツくなりますし、明日生きていけるかどうか心配しなくてはいけない状態では、それこそストレスMAXです。

私がお金にこだわるのは、この頃にどん底を味わった経験がもとになっています。

お金があれば幸せになれるとは限りませんが、降りかかる不幸の9割以上はお金で解決することができるのです。

もちろんハゲという不幸も同様です。

頭皮が透けて見える砂漠地帯の面積も広がる一方で、誰がどこからどう見てもハゲとわかるくらいまでハゲ散らかしてしまいました。

 

ヒロシとの別れ

この頃は、苦楽を共にし、あれほど夢を語り合ったヒロシとの関係も修復不可能なところまで悪化してしまいました。

根本的な価値観の違い、金銭面で揉めたこと、原因はいろいろありますが毎朝顔を合わせるのもイヤなレベルで嫌いになっていました。

ヒロシとの人間関係も確実にストレスの要因になっていたと思います。

限界を感じた私は、全ての仕事をヒロシに引き継いで会社を去ることを決めました。

ハゲ丸
友人と起業すると、ほぼ100%に近い確率で仲悪くなるのでおススメしませんw

「友人と起業して有名になって自伝本を書く」という夢は夢半ばで挫折する事になりました。

ハゲ丸
なんか失敗ばっかしてる気がしますw

 

人生には多くの分岐点があって、その瞬間瞬間でベストと思われる選択をしたけど、結果的に裏目になってしまうことは多々あります。

未来が見えていれば誰だって正解を選べますよね。

でもそんなことはあり得ません。

失敗をくり返しながら学習して、より勝率の高い選択ができるようにするしかないんじゃないでしょうか。

そのためには試行回数が必要で、ようはバッターボックスに立ち続けることで選球眼が磨かれてくると思うんですよね。

だから、自分の決断を後悔はしていませんし、これからもバッターボックスに立ち続けようと思っています。

 

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