2019.11.25
リデンシルとは結局なに?ミノキシジルの2倍の発毛効果と呼ばれる成分を調査した結果
どうも。ハゲメンライターのハゲ丸です。
ぷろたん隊長が推していて、私も最近使い始めた育毛剤「REDEN」なのですが、注目の成分として「リデンシル」という育毛成分が含まれています。
ネットやSNSで使っている人の感想を見ていると良い評価をしている人が多く、ハゲで悩んでいる人にとっては気になる成分じゃないでしょうか。
しかも、キャッチコピーによると医薬品の「ミノキシジル」に比べて2倍の効果があるとうたっています。
もし本当なら、
という話になってきます。
そこで、話題の育毛成分「リデンシル」について詳しく調べてきました。
この記事の目次
リデンシルとは
リデンシルとは、induchemというスイスの原料メーカーが開発した最新の育毛成分です。
正直調べる前までは、
と思っていましたが、実は臨床試験を行ってきちんと薄毛改善の効果が確かめられた成分なんです。
リデンシルは、2014年にドイツのハンブルクで開催された「in-cosmetics(インコスメティック)」という世界最大級の化粧品原料展示会で「銀賞」を受賞し、世界中にその名が知られることになりました。
このリデンシルには、
- 髪の毛のもとになる毛乳頭細胞(繊維芽細胞)を活性化させる
- 頭皮の炎症を抑え、育毛環境を整える
という効果があります。
こうした作用は以下の2つの成分でもたらされます。
DHQG(ジヒドロケルセチングルコシド)
DHQGはジヒドロケルセチングルコシドという分子の略で、原料はセイヨウアカマツという植物のエキスです。
DHQGは、バルジ幹細胞という幹細胞を活性化させる効果があります。このバルジ幹細胞が活性化すると、髪の毛の元となる毛乳頭(繊維芽細胞)が次々に作られていきます。
小難しいので簡単にいうと、
という命令を細胞に与えることができるのです。
これまでの育毛成分は「ジヒドロテストステロン(DHT)」という脱毛ホルモンに着目し、抜け毛を防ぐというアプローチが多かったのに対し、積極的に発毛させるべく細胞に働きかけるアグレッシブで画期的な成分ということができます。
EGCG2(没食子酸エピガロカテキングルコシド)
ESCG2は、茶葉エキス由来の成分で正式名は「没食子酸エピガロカテキングルコシド」といいます。
頭皮の炎症の主な原因である「IL-8」という炎症性サイトカインの作用を抑制する効果があります。
EGCG2によって頭皮の炎症を防ぎ、頭皮環境を正常に保つことができます。
そして、この2つの成分の効果は以下の臨床試験で明らかになっています。
リデンシルの効果を証明した臨床試験
リデンシルには、実際に人間が使用して、その効果と安全性を確かめた臨床試験のデータがあります。
臨床試験の方法
18歳~70歳の男性患者26人が試験対象になりました。
選ばれた条件と試験の方法▼
・髪の毛の色は茶色か黒
・最低限の毛の密度として、1㎠あたり150本の髪の毛があり、さらに1㎠あたり40本以上の休止期の髪の毛がある人
・14人にリデンシル3%を含むローションを、12人には何も入っていないローション(偽薬)を塗付
・3カ月にわたって毎日リデンシル入りのローションと偽薬をそれぞれ頭全体に塗付
効果の測定はトリコスキャンという顕微鏡のようなカメラを使います。
このハイテクカメラによって、映ってる部分の髪の毛の総本数や、ヘアサイクルにおける成長期の髪の毛の本数、休止期の髪の毛の本数をカウントすることができます。
臨床試験の効果指標
頭皮の一部(1.5c㎡)の髪の毛を剃り、そこにリデンシル入りのローションもしくは偽薬を塗ります。
3カ月の間に「成長期にある髪の毛」と「休止期にある髪の毛」、それぞれの割合がどうなるのかを、リデンシル入りのローションを塗付したグループと、偽薬を塗付したグループで比べます。
臨床試験の結果
1.成長期と休止期の髪の毛の割合
リデンシル入りのローションまたは偽薬を塗付した箇所の、成長期と休止期の髪の毛の割合を比較してみると、偽薬を塗付したグループの12人は何も変化がなかったのに対して、リデンシル入りのローションを塗付したグループの14人は3カ月後には成長期の髪の毛が9%増え、休止期の髪の毛は17%減少しました。
2.頭皮写真
リデンシル入りのローションを塗付したグループの85%は、3カ月後には成長期の髪の毛が増えて密度が上がった結果、見た目の変化がありました。
3.被験者の感想
リデンシル入りのローションを塗付したグループは、3カ月の使用後、髪の毛が太くなった、ハリやコシが出てきたといった何かしらの効果を感じていました。
そのうえで、71%の人がこの結果に満足していました。
臨床試験のまとめ
この臨床試験結果から、リデンシルは育毛に効果があることがわかりました。
成長期の髪の毛を増やし、休止期の髪の毛が減るということは、ヘアサイクルが改善されて髪の毛が生えてくることとイコールだからです。
本当にリデンシルはミノキシジルの2倍効果があるのか?
「ミノキシジルの2倍の効果」と色んな販売会社がうたっている根拠として以下のデータがあります。
AGA症状のある男性4人から毛包を採取し、リデンシル1%を入れた培養液、ミノキシジルを入れた培養液、何も入れていない培養液にそれぞれ浸し、7日後と10日後に毛包がどれだけ成長しているかを比較したデータです。
これをみると確かに、何も入れていない培養液に比べて、ミノキシジルが118%、リデンシルは214%の毛包伸長率を記録しています。
ミノキシジルとリデンシルを比較すると約2倍の数値が出ているので、この結果をもってミノキシジルの2倍の効果とうたっているわけです。
髪の毛本体とその周囲の構造をまとめて「毛包」と呼びます。毛包伸長率が高いということは、それだけ髪の毛が成長しやすいと言いかえることができます。
髪の毛の構造▼
しかし、毛包伸長率が2倍だからといって単純にミノキシジルの2倍髪の毛が生えてくるかといったら、そんなことはないです。
あくまで試験管で培養した結果の数値なので、人の頭皮に塗付する状態とは違いますし、2倍の成長率で2倍生えてくるほど単純なことにはならないからです。
なので、
という単純比較をすることはできませんが、育毛効果を期待できるのは確かです。
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