ハゲは血行を良くするとホントに改善するの？若ハゲが調査した結果

どうも。ハゲメンライターのハゲ丸です。

ハゲてしまう原因のひとつに「血行不良」があげられることがあります。

私も一時期、サウナに頻繁に通ったり、辛いものを食べたり、電気風呂に入ってみたりと、なんとかして血行を良くしようとあれこれ試してみた時期がありました。

ただ、これってぶっちゃけどの程度ハゲ改善に効果があるんでしょうか？

意識して継続できていないのであくまで参考程度なのですが、「血行不良でハゲ？ホントかよ！？」という個人的な疑問もあり、今回は血行と薄毛の関係について調べてきました。

 

 

血行を良くするとハゲ改善するといわれる理由

まずそもそも、血行が良くなるとなぜハゲが改善するといわれているんでしょうか？

それは、

血行が良ければ、毛根にいっぱい栄養素が届くから

です。

毛根は血液を通して、髪の毛の成長に必要な栄養素を受け取っています。

なので、血液の巡りが悪いと必要な栄養素が運ばれづらくなって髪の毛の成長を妨げてしまうという理屈ですね。

ここで一度抜けた自分の髪の毛を見てみて下さい。その根元に少し透明な色をしたかたまりがあると思います。ここが「毛根」と呼ばれる部分で、普段は頭皮の中に埋まっています。

そしてこの毛根は頭皮を巡る血管とダイレクトに繋がっており、髪の毛の成長に必要な栄養素をここで受け取っているわけです。

そして、この理論は薄毛に悩む人なら一度は聞いたことがあるであろう、「ミノキシジル」によって一般的に広く知られるようになりました。

 

 

ミノキシジルはもともと高血圧対策の薬

知らない方もいるかもしれませんが、実は、もともとミノキシジルは薄毛改善の薬ではなく、高血圧の人が血圧を下げるために使う薬として開発されたんですね。

高血圧とは血管の中にパンパンに血液が詰まっている状態をいいます。つまり血行が悪いわけです。

パンパンな状態のままだと、いつか血管が破れて脳梗塞や心筋梗塞を起こしてしまうので、血管を拡張して血圧を下げる必要があります。

毎日大勢の人が行き来する東京駅の改札がもし1つしかなかったら、大渋滞をおこしてスムーズな人の移動はできませんよね。

大勢の人をスムーズに移動させようと思ったら、改札の数を増やして人の流れを良くしなければいけません。

ミノキシジルは本来このような状況で使う薬で、血管を拡張して血液の流れをスムーズにし、血圧を下げる効果があったのですが、

高血圧対策の薬として使っているうちに、

という思わぬ副作用が見られ、そのまま薄毛対策用の薬として転用されたのです。

そこから、ハゲ改善するためには「血行」を良くするべきだと、しきりにいわれるようになったんですね。

事実、ミノキシジルは国の機関である日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインでも使用をおススメされています。

 

 

 

ミノキシジルは今だに謎が多い薬

ただ、近年になって「ミノキシジルで髪の毛が生えるのは、血行促進という理由だけではないのではないか？」といわれはじめてきました。

①血管を拡張して血行を良くする

のに加えて、

②成長因子の産出促進

という作用から発毛を促進している可能性があると考えられてきているのです。

実は、血行促進効果についてはメカニズムが解明されているのですが、成長因子の産出促進効果についてはまだ不明な点が多く、正確なメカニズムは分かっていません。

なので、「血行を良くすると薄毛が改善するのか？」という疑問に対しては、

「血行を良くするだけで劇的に薄毛が改善することはないが、意識しないよりは意識した方がいいレベル」だと個人的には思います。

 

 

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