2021.11.07
病気を左右するのは腸内細菌らしい
善玉菌が多い環境では病原体は増殖できない!?
食中毒の原因として知られるO-157は大腸菌の一種。大腸菌とう悪玉のイメージがあるかもしれませんが、実はいろいろな種類があり、その多くは、善でも悪でもない日和見菌なんだそうです。
日和見菌とは?
善玉菌や悪玉菌に必ずしも分類されず、他の菌の影響を受けて作用が変化するものを日和見菌と呼び残りの7割を占める。しかし、その大半は未知なる部分が多い。日和見菌は全体の7割を占め、プロテオバクテリア門腸内細菌科大腸菌(非病原性)、全体の4割を占めるバクテロイデス門バクテロイデス属(非病原性)、フィルミクテス門のユーバクテリウム属、ルミノコッカス属、クロストリジウム属(非病原性)などがあげられる。引用元- wkiki「腸内細菌」
O-157は胃腸菌の中でも病原性が強く、感染力も強いのですが、実際には同じような状況で同じ食べ物から感染して、発病する人、しない人がいるみたいなんです! また、発病したとしても症状が重篤化する人もいれば、軽くて済む人もいるそうです。
もちろん、年齢や持病の有無なども影響するそうですが、こんな調査報告も。
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小学校で同じ給食を食べ、検便でO-157が検出された児童のうち、入院が必要になったのは全体の12%、下痢のみの軽い症状だった児童は58%、なんの症状もでなかった児童は30%。
この調査では年代や健康状態に大きな差はなかったそうです。
同じ病原菌に感染しても、これだけの違いが出るみたいです!
この差は、もともとの腸内環境の違いにもよると考えられます。事実、O-157のような悪玉の大腸菌は、善玉菌の乳酸菌やビフィズス菌が優勢な腸内環境では増殖しにくくなることが実証されているみたいです。
かぜやインフルエンザ、新型コロナは細菌ではなくウイルスが引き起こす感染症だそうですが、これらも同じように、腸内環境によって発症の有無や症状のレベルが左右される可能性はあると考えられるそうです。
腸の老化も悪玉菌が増える原因に!?
『腸内で善玉菌が優勢な状態であれば、病原性をもつ菌が抑制される』
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この作用は、善玉菌が産生する産の力によるものだそうです。
乳酸菌やビフィズス菌あが産生する乳酸や酢酸は、腸内のpHを酸性に傾けるみたいです。
腸内が酸性になっていると、病原菌や腸内増殖が抑制されることがわかっているんだそうです。
また、腸内細菌がつくり出す酸のひとつに「酪酸」というものがあるみたいです。
この酪酸は近年、がんを予防する効果が注目されているらしく、とくに、大腸がんの悪性細胞を自然死させたり、正常な細胞に変化させたり知る作用があることがわかっているそうです。
大腸がんは、日本人がかかるがんの第1位
とくに女性では、がんによる死亡の1位 . . . (><)
大腸がんは、生活習慣との関わりが高いとされていて、肉類(とくに牛、豚、羊などの赤肉や、ベーコン、ハム、ソーセージなどの加工肉)の脂肪のとりすぎ、野菜不足、運動不足、アルコールの多飲や喫煙により発症の危険性がたかまることがわかっているそうです。
加齢によって腸の働きが低下するのはある程度仕方のないことだとは思うのですが、どうやら現代には、実年齢以上に腸が老け込んでしまっている人が増えているんだとか。。
腸が老化すると腸内に悪玉菌が増殖しやすくなり、様々な病気を招きやすくなる . . . (´⊙ω⊙`)
今から意識して腸活をしていかなきゃですね!
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