2021.03.09
フィナステリド、デュタステリド、プロペシア、ザガーロの違いとは?
どうもきっしーです/(^ー^)
知るひとぞしる、ハゲYouTuberです。
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そんな僕でも、最近動画に様々なコメントを頂くようになりました!!
その中で僕の勉強不足から、コメントに困ったこともありました。😰
それは、『服用経験のない成分の入った薬について聞かれた時』です。
僕は、現在フィナステリドを服用中です。以前もフィナステリドしか服用したことがありません。
ですが、コメントに上がるワードで、「プロペシア」「ザガーロ」「デュタステリド」といったものがあります。
僕自身もよく知らない言葉が多かったので今回そのワードについて調べ、あなたにも共有したいと思います。
この記事の目次
プロペシアとは?
※写真はイメージです。
プロペシアは、薬の商品名になります。
詳しくは述べられませんが、フィナステリドとの違いはフィナステリドはそれ自体が有効成分の名称であるのに対し、プロペシアは成分名ではないということです。
もっと言えば、プロペシアにはフィナステリドと言う名前の成分が含まれているのです。
イメージは、風邪薬「べ◯ザブロック」と「イブプロフェン」といった関係です。
(※厳密には、フィナステリドという名称で処方されている薬もあります)
ザガーロとは?
※写真はイメージです。
ザガーロも、プロペシア同様に薬の商品名です。
ですが、この薬の有効成分は、デュタステリドになります。
これもプロペシア(フィナステリド)同様に、薄毛治療に用いる薬となりますが、この二つの薬、もっといえば、フィナステリドとデュタステリドには明確な違いがあります。
ということで、次からが本記事の核となるデュタステリドについてです。
フィナステリドとデュタステリドの違い
この二つの有効成分を並列に並べることで、よりわかりやすく理解できます。
つまり、この二つは成分の名称であり、決定的に違う点があるからです。
それは、
有効成分が作用する範囲が違う
ということです。
まずは薄毛のメカニズムから解説していきます。
薄毛のメカニズム
まず、薄毛を誘因する直接的なものはジヒドロテストロン(DHT)とされています。
このDHTが、アンドロゲン受容体と結合することにより、毛髪の元となる細胞(毛母細胞)の働きを低下させることが科学的に証明されています。
そのDHTは、男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼという還元酵素と結びつき変換されます。
つまり、理論的に考えると、薄毛対策には5αリダクターゼとテストステロンの結合を阻害しDHTの生成を抑えるか、DHTとアンドロゲン受容体の結合を阻害することが有効となります。
そして、この前者に効果的なのが、フィナステリドとデュタステリドです。
1種類の5αリダクターゼ
5αリダクターゼは1種類あるとされております。
Ⅰ型は毛乳頭細胞や皮脂腺を中心に全身に分布しています。
中でも、側頭部と後頭部に多く存在します。
対してⅡ型は、前頭部や頭頂部に存在するとされ、これがAGAに強い影響があるとされていました。
フィナステリドは、このAGAと関連が強い5αリダクターゼのⅡ型のみに作用し、デュタステリドは、Ⅰ型Ⅱ型の両方に作用します。
これが、2つの大きな違いです。
どちらを服用するのが正解なのか?
はっきり申し上げますと…
わかりません
正確には、医師の判断がなければどちらが良いとはいえないということです。
ですが、フィナステリドで効果が感じられなかった方でも、デュタステリドに切り替えてから効果が現れたという方もいらっしゃるみたいです。
しかしながら、どちらにも言えることですが、副作用が発現する可能性があり、デュタステリドはフィナステリドと同等かより高い割合で発現するとも言われております。
つまり、フィナステリド≦デュタステリドとも言え、それ相応のリスクもあるのだと思います。
まとめ
プロペシア、ザガーロは薬の名称
フィナステリド、デュタステリドは有効成分の名称
どちらも、薄毛を誘因するDHTの生成を阻害する働きがあり、薬の強度は、フィナステリド≦デュタステリドというイメージ。
薄毛治療を検討中のあなたのお役に立てたら幸いです。m(_ _)m
おまけの動画♪
YouTube – 半年間、フィナステリドの服用をやめると、薄毛(ハゲ)はどうなるのか?【1年間フィナステリド実験、最終回】
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