2019.09.15
薄毛業界の闇に迫る!~後編~
どうも。ハゲメンライターのハゲ丸です。
本記事は前回の記事の続きになります。まだ前回の記事を見ていない方は先にそちらをご覧ください。
強引でグレーな営業をしていた薄毛業界にある転機が訪れます。
この記事の目次
あまりのクレームの多さに行政指導が入る
アートネイチャーやアデランスなどの会社が、CMによる集客と強引な営業でガンガン売上をあげていましたが、金銭的な負担に耐えられなくなった消費者からのクレームが続出しました。
消費者センターや行政の相談窓口には、当時1、2を争うほど薄毛専門サロンに関する相談が多かったそうです。
平成15年、あまりのクレームの多さを見るに見かねた東京都が、薄毛専門サロンに対して一斉に行政指導を行いました。
内容としては、
・不適正取引行為の防止
・虚偽説明や断定的判断の禁止
・合理的な中途解約の確保
などです。
強引な営業で契約させたり、
絶対に発毛するなどのウソをついたり、
キャンセルしづらいようにする
のはダメですよということです。
これ以降、各社自粛ムードとなって以前のような強引な営業はなくなりましたが、ビジネスモデルや商品自体はほとんど変わっていないので、いまだにコッソリとグレーな営業をしている会社も中にはあるようです。
薄毛業界の勢力図が変わった
また、ちょうどこのあたりの時期に薄毛業界にとってゲームチェンジとも呼べる出来事が起こりました。
平成17年に解禁となったAGA治療薬「プロペシア(フィナステリド)」の登場です。
国から認められた薄毛改善に効く薬ということで、日本で販売開始されて以降、業界の勢力図が徐々に変わっていきました。
それまでブイブイ幅を利かせていた薄毛専門サロンはおとなしくなり、代わりにAGA治療薬を扱える美容クリニックやAGA専門クリニックが台頭してきたのです。
しかし、いくら医療機関とはいえ所詮は利益を追求する民間企業。
最初はどこをマネしたかといえば、それまで幅を利かせていた薄毛専門サロンのやり方でした。
高額の医療ローンを契約させるような営業手法、わかりにくい料金体系、薄毛改善効果の誇大表現などグレーに染まったスタイルがここでもまかり通っていたのです。
薄毛業界がクリーンになってきたのは、正直ここ4~5年の話ではないでしょうか。
きっかけは、インターネットの普及にあります。インターネットによってそれまでクローズだった情報が明るみに出て、消費者が賢くなったのです。
今ではグーグルで検索すれば、一瞬で薄毛関連の情報サイト、口コミサイト、比較サイトなどで情報を得ることができます。
個人の薄毛改善の体験談を発信しているサイトなんかも山ほどあります。
それに伴って、昔ながらのアコギな営業をしている会社はどんどんお客さんが減ってきています。
本当の意味で顧客目線をもち、薄毛に悩んでいる人の味方になってくれるような、本物の会社しか生き残っていけない良い世の中になりつつあると思います。
良心的なクリニックですと、価格表もHPにばっちり載っていてローンも組まされませんし、無料カウンセリングで押し売りされることもなく、薄毛が進行していないと判断された場合は通うのを断られるケースもあると聞きます。
育毛剤に関しても、きちんとした科学的根拠のある成分を配合したブランドがどんどん出てきています。
われわれ薄毛に悩んでいるマンとしてはめちゃくちゃ追い風ではないでしょうか。
薄毛業界の闇に飲み込まれないためには
薄毛業界で搾取されないために必要なもの。
それは「知識」です。
薄毛をなんとかして治したくて居ても立っても居られない気持ちはわかりますが、まずは冷静になって情報収集しましょう。
情報強者になり、それから本当に信頼のおけるところで薄毛改善をはじめても遅くはありません。
残念ながら、ワラをもすがる思いで相談しに来た情報弱者を食い物にするあくどい会社もまだまだ存在しています。
残酷なことに、この世は全て自己責任。
あなたの決断をサポートする材料にハゲタン日記が少しでも役に立てたら嬉しく思います。
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