2019.09.11
成長因子はハゲの救世主か!?知られざる実態を調査した結果
どうも。ハゲメンライターのハゲ丸です。
薄毛が気になっている人であれば、「成長因子」って聞いたことがあるのではないでしょうか。
成長因子とは別名GF(グロースファクター)とも呼ばれ、最近注目を浴びている育毛成分になります。
頭皮に注射をさして直接注入したり、育毛剤の成分として入っていたりします。
そして、分かりにくいことをいいことに、さも絶大な効果があるように宣伝して高額な契約を勧めてくるクリニックもあると聞きます。
そこで、今回は話題の成長因子について調べて分かったポイントと注意点をご紹介します。
この記事の目次
成長因子とは
成長因子(グロースファクター)は、簡単にいうと細胞を刺激して細胞分裂を促してくれるタンパク質の一種です。
成長因子には、
・毛母細胞の分裂を促す「IGF」(インスリン様成長因子)
・頭皮の血管新生にかかわる「VEGF」(血管内皮細胞増殖因子)
・休止期の毛包を成長期へ導くとされる「HGF」(肝細胞増殖因子)
・毛母細胞の増殖を促す働きがある「FGF」(線維芽細胞増殖因子)
など色々な種類があります。
成長因子の育毛効果については、科学的根拠となる研究結果を参考にするべきです。
以下の論文では、髪の毛がヘアサイクルの退行期に移行するのをFGF(線維芽細胞増殖因子)の効果で防ぐことができると結論づけられています。
ただ、FGFにも2種類あって、退行期に移行するのを防ぐのは毛包に存在するFGF-5sで、皮膚細胞に存在するFGF-5は逆に退行期に移行するのを促してしまうそうなのです。
しかし、発毛するAGA治療薬として有名なミノキシジルも、血行促進作用に加えて、実はこの成長因子が作用して髪の毛が生えてきている説が有力なので、何らかの形で薄毛と成長因子が関わっていることは間違いなさそうです。
成長因子をハゲ改善に取り入れる方法
成長因子をハゲ改善に取り入れようと思ったら、以下の2種類の方法があります。
成長因子が配合されている育毛剤を使う
ひとつは、成長因子が配合されている育毛剤を使うことです。
最近の育毛剤には、成長因子が入っていることを大々的にアピールする育毛剤ブランドも増えてきました。
ただし、注意すべきは成長因子は基本的に冷凍していないとすぐに失活するということです。
※失活とは、本来の効果がなくなってしまうことを指します。
“FGFは物理化学的に非常に不安定で、酸、アルカリ、熱等ですぐに失活してしまうことから、優れた生理活性物質であるにもかかわらず、医薬品としての開発は容易ではない”
なので、常温で保存されている育毛剤で本当に成長因子の効果が見込めるかというと、クエスチョンマークをつけざるを得ない感じがします。
専門のクリニックで頭皮に直接注射する
ふたつめは、専門のAGAクリニックで頭皮に直接注射することです。
この治療法は、HARG(ハーグ)治療や、育毛メソセラピー治療などと呼ばれています。
特に、HARG治療は数多くの髪の毛が生えた症例があり、科学的に効果が認められた治療法になります。
育毛剤とは違い、毛包の存在する頭皮の中まで直接成長因子をぶち込む方法になるので、より高い効果が見込めます。
薬剤は冷凍で保存しておき、注射する寸前に解凍して使用します。
下の図でいうと、3段の層になっている部分の「真皮」に届くように直接注射していきます。
ただし、全ての注射を狂いなく真皮に届かせるのは、相当腕のいいお医者さんじゃないと難しいそうです。
「表皮」に注射しても効果は薄いですし、「皮下組織」まで針が届いてしまうと痛いだけで全然効果がないなんてことになりかねません。
この点に関しては、腕が良く評判が高いクリニックやお医者さんを選ぶ必要があります。
また、この治療法ですがかなり高額なのがデメリットです。1回注射するだけで約100,000円くらいかかります。
月に1回の注射を1年間続けるとして、それだけで1,200,000円。
負担がキツ過ぎて諦めようとすると、医療ローンを組ませて契約させようとするクリニックもあるようです。
確かに医療ローンを組めば月々の負担は減りますが、金利分もプラスして結局大金を支払うことになります。
よっぽどお金に余裕のある人を除いて無理してローンを組んで契約するのはやめた方がいいと思います。
ただ、HARG治療や育毛メソセラピー治療は成長因子を直接頭皮に注射する形になるので、AGA治療薬のように副作用がなく、効果が表れるのが早いのが魅力的です。
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