2020.12.22
薄毛は血行を良くすると改善するのか?若ハゲに悩んだ筆者がミノキシジルの効果と副作用を語る【前編】
どうも。ハゲメンライターのハゲ丸です。
「ミノキシジル5%配合、ミノキシジル成分で発毛効果を90%以上の人が実感!」など、巷ではその効果がまことしやかに囁かれていますが本当なのでしょうか。
実はミノキシジルは発毛効果が公に証明されているれっきとした医薬成分です。
今回は若ハゲの私が過去にミノキシジルを使って感じた体験を踏まえて、そのメリット・デメリットを詳しく掘り下げていきます。
この記事の目次
ミノキシジルの効果
ミノキシジルは国から医薬品として認められている、現時点で最も信頼度の高い成分です。
- 血管を拡張して血行を良くする
- 成長因子の産出促進
といった作用から発毛を促進する効果があると考えられてます。
①の血行促進効果についてはメカニズムが解明されているのですが、②の成長因子の産出促進効果についてはまだ不明な点が多く、正確なメカニズムは分かっていません。
ただ、人の身体を使った臨床試験で発毛効果が認められている間違いのない成分です。
その効果は、国の機関である日本皮膚科学会でも認められています。
推奨度:A
推奨文:ミノキシジル外用を行うよう強く勧める(男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1%ミノキシジル).
血行を改善すると発毛する仕組みとは
そもそも、血行が良くなるとなぜ発毛するのでしょうか。
ここで一度抜けた自分の髪の毛を見てみて下さい。その根元に少し透明な色をしたかたまりがあると思います。ここが毛根と呼ばれる部分で普段は頭皮の中に埋まっています。
そしてこの毛根は頭皮を巡る血管とダイレクトに繋がっており、この血管から髪の毛の成長に必要な栄養素が毛根に送られてきます。
つまり、血行が悪いと血管を通して運ぶはずだった血液の量も少なくなるため、毛根が髪の毛に必要な栄養素を十分に受け取ることができません。その結果、髪の毛が成長せず抜けてしまう原因になるのです。
逆に血行が良ければ、毛根にいっぱい栄養素が届くので髪の毛はすくすく成長します。
毎日大勢の人が行き来する東京駅の改札がもし1つしかなかったら、大渋滞をおこしてスムーズな人の移動はできませんよね。
大勢の人をスムーズに移動させようと思ったら、改札の数を増やして人の流れを良くしなければいけません。
ここでいう大勢の人は「血液」、改札の数は「血管の太さ」と思ってください。
血行を良くしたいのであればミノキシジルが一番の近道
元々ミノキシジルは薄毛改善の薬としてではなく、高血圧の人が血圧を下げるために飲む薬として開発されました。
高血圧とは東京駅の改札が一つしかなくて大渋滞をおこしているのと同じで、血管の中にパンパンに血液が詰まっている状態をいいます。
パンパンな状態のままだと、いつか血管が破れて脳梗塞や心筋梗塞を起こしてしまうので、改札を急いで増設する必要があります。
ミノキシジルは本来このような状況で使う薬で、血管を拡張し血圧を下げる効果があったのですが、高血圧対策用の薬として使っているうちに「髪の毛も生えるじゃん。」という思わぬ副作用が見られ、そのまま薄毛対策用の発毛剤として開発されたのです。
血管が拡張するということは、つまりは駅の改札口が広がるわけで、そのぶん血液の流れがスムーズになって血行が良くなり、結果的に発毛するというわけです。
そして、医学的にこのような発毛効果が認められているのは現時点では「ミノキシジル」しかありません。
つまり、発毛したければ「ミノキシジル」を使うのが一番の近道ということになります。
ミノキシジルには頭皮に直接塗る「外用タイプ」とタブレットとして錠剤を飲む「内服タイプ」があります。
外用タイプ(医師の処方箋が不要)▼
内服タイプ(医師の処方箋が必要)▼
ただし、外用タイプ内服タイプともに副作用というデメリットがあります。
特に、内服タイプはさきほどの日本皮膚科学会のおススメ薄毛改善法で、推奨度Dをくらうほどのデメリットがあります。
推奨度:D
推薦文:ミノキシジルの内服を行うべきではない.
解説:ミノキシジル内服の有用性に関して臨床試験
は実施されていない.
ミノキシジルは降圧剤として開発されたが本邦では認可されていない.また,男性型脱毛症に対する治療薬としても認可されている国はない.それにもかかわらず,全身の多毛症を起こす副作用があることを根拠に,医師が安易に処方したり,一般人が個人輸入で入手し服用することがあるので,医薬品医療機器等法の観点から問題視されている.
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