2021.10.10
「ハゲ」を表す漢字はコンプレックスを凝縮していた
どうもきっしーです/(^ー^)
さてあなたに問題です。
この漢字を何と読むでしょうか?
正解は…(※もう予想がついてますね。)
そう!
ハゲ
&
チビ
チビ!!!???
そうなんです。
この漢字は、ハゲとチビと言う、
日本人男性の2大コンプレックスを表す漢字なのです。
※だったら、デ◯も混ぜて欲しい
しかしながら、なぜ一つの漢字にこの二つの意味が当てられたのか?
気になったので調べてみました。
この記事の目次
「禿」の由来
調べてみたところ、正確な語源はまだはっきりと分かっていないそうです。
しかしながら、定説はこのようになります。
禿は元々「かむろ・かぶろ」と読まれていたそうです。
かむろは、髪を短く切りそろえた子供を総じてかむろと呼んでいた事から、
禿は子どもを表す漢字として使われていたとか。
そこから時は経ち、江戸時代の遊郭にいるおかっぱの少女を「かむろ」というようになりました。
※「かむろ」と言えばこちらのイメージが強いですよね。
では、ここからどうして「ハゲ」とも読むようになったのか?というと、
これもはっきりとしておりません。
ですが、元々漢字は中国のものであり、その語源を探ると、
なんと「ハゲ」を意味する漢字だったのです。
粟のような丸くつるつるした穀粒がみのったかたちでもあり、それに人をつけた禿トクは、
つるつるしたまるい実のような頭の人⇒頭のはげた人の意となった。
現代字は下部の、人⇒儿に変化した禿になった。
※漢字の音符 より抜粋
日本においては、この漢字の意が先か、子供の意が先かはわかっておりません。
しかしながら、禿は「ハゲ」と「こども」を指す言葉であり、
頭に関する事柄から来ていることは間違いないようです。
なぜ「チビ」の意味を持つようになったのか?
チビは、動詞の「禿(ち)びる」が名詞化したもので、正確には漢字で書くと「禿び」となります。
これは、先が擦り切れて短くなるという意味の言葉です。
つまり、小さくなることの名詞化によって、チビ=小さいとなり、
この漢字が「チビ」を表すことになりました。
またこの様が、転じて「ハゲる」という意味でも使われるようになり、
「禿(は)げる」と読むようになったのですが、
ハゲは元々、「剥(は)げる」と言う言葉から来ており、
「ハゲ」の意味で「禿」と言う漢字が使われるようになった
と言うのが定説です。
※2021年現在での説です。
と言うことで、不幸にも2大コンプレックスの意味を抱えた「禿」と言う漢字でしたが、
言葉は時代によって変化します。
もしかすると、これにまた新たな意味が加わり、
コンプレックスを表す無敵の漢字になるかもしれません。
最後に
余談ですが、「禿びる」と言う言葉は、
お察しの通り、「小便を〜」の意味もあります。
※なんて漢字だ
おまけの動画♪
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